2018-01-01から1年間の記事一覧

小沢健二「恋しくて」新解釈

■君というのは小山田圭吾なのでは■ 先日、夜中にピアノを弾いていた。何の気なしに、無造作に、小沢健二の「恋しくて」のコード譜と歌詞を開く。何十回何百回と聴いた曲。口ずさむと何故だかその日は違って聞こえた。 幸せなときは 不思議な力に 守られてる…

日本の音楽は死んでなんかいない

■お茶の間への影響■ 90年代、CDシングルの売上ランキングを必死で目で追い、曲を聴き漁っていた。現在、そのチャートはとある部分で全く意味をなさない。 それが「お茶の間に影響力のある音楽」かどうかというところで。 お茶の間に影響力のあるアーティスト…

「国民1億人総 田島カンナ」リバーズ・エッジ感想

リバーズ・エッジのネタバレを含みます。 先日リバーズ・エッジを劇場で観てきた。コミックでは読んでいたが、オリジナルが出版されたのは94年とのことで、その時自分はまだ小学生である。ご存知の通り、エンディング曲には岡崎京子の親友、小沢健二が書き下…

「アルペジオ」歌詞の好きなところ

「魔法的」に行ってから2年近くが経つ。「流動体」が衝撃的過ぎて「フクロウの声が聞こえる」にそれほど心踊らされず。 しかし岡崎京子の「リバーズ・エッジ」と共に「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」がやってきて、また心動かされた。 小沢健二とは…