音楽批評

日本の音楽は死んでなんかいない

■お茶の間への影響■ 90年代、CDシングルの売上ランキングを必死で目で追い、曲を聴き漁っていた。現在、そのチャートはとある部分で全く意味をなさない。 それが「お茶の間に影響力のある音楽」かどうかというところで。 お茶の間に影響力のあるアーティスト…

小沢と小山田はまだ一緒に音楽をやっている

私の妄想である。 しかしそう考えずにはいられない。 『あなたが犬なら』 Corneliusの「あなたがいるなら」の歌詞が聴いて想像していたものと大分違っていた。 昨日までAppleMusicの歌詞の一部に確かにそう表記されていたらしい。 今日確認したが、その部分…

オルタナとロック

音楽の世界に身を置いているとよく思うことがある。 「ロックをやりたい」とか「ロックなバンドでありたい」という人達がとても多い。 しかし本質的にロックというものを捉えている人がどれだけいるのだろうかということ。 体感的に9割はロックというものを…

「流動体について」のストリングスアレンジ

近田春夫氏がストリングスアレンジについて言及していた。 今時、弦はシンセの打ち込みでもかなりなことが出来るのだが、やはり人間が演奏をしないことには不可能な領域はある。このスリリングなアレンジを聴くと、つくづくそう思えてくる。いや、実際、最近…

小沢健二の言う「裏切り」の意味

先日、小沢健二のオフィシャルサイトひふみよに「裏切り」という言葉が突然現れた。 そんな風に動いていく世で、日本の社会の渦の真ん中らへんに今回身を置いてみて(テレビ局に行くとか、普段しないので)、『流動体について』という難しい内容の曲への反応…

「流動体について」楽曲分析

小沢健二の「復活」シングル「流動体について」を作曲の観点から分析していきます。 初めて聴いたときのこの曲の印象は「オザケンが帰ってきた」です。 それは「ある光」の後にリリースした曲達が「オザケン節」ではなかったからでしょう。 メディアにオザケ…

はじめまして。

この記事を読んで下さった方、はじめまして。 Sanieといいます。 このように文章を書こうと思った経緯は、日ごろから感じたことや考えていることを外に発信したい。また、思考の整理をしたいと考えたからです。 SNSについてどうとらえているかというと、他愛…